ゴミよけ地蔵について
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ゴミよけ地蔵とは

ゴミを捨てる人、それを禁止する人、ゴミを拾う人、それはまるでいたちごっこのよう。倒れかかったゴミ捨て禁止の看板は、緑の森を背に、白く浮かびあがり、荒んだ風景をいっそう強調してしまう。人の心に響く方法を探そう。お地蔵さんをおいてみたはどうか。お地蔵さんは、昔ながらの日本の風景やおとぎ話に出てくる。自然に対する怖れや敬意の念をきっと多くの人が思い出してくれるにちがいないだろう。こうしてゴミよけ地蔵は多くの人に賛同を得てつくられることになりました。

ゴミよけ地蔵から護美地蔵へ

地蔵は御影石や安山岩などいろいろな石の廃材でできています。真壁郡大和村は石の産地で、たくさんの石材店があります。しかし、石の端財や石を切った時に出る粉や廃材の処理に頭を痛めています。そこで、地蔵もそんな石の廃材や端材から作ってみました。その時、石を提供して下さった大場さんが護美地蔵というネーミングはどうかと提案されました。
最初はゴミを避ける役目の地蔵が、力を発揮して、美しさを見守るだけの護美地蔵に変わる日が来てほしいと思います。

護美地蔵巡り

ゴミ問題に悩む地域にゴミよけ地蔵を置こう!
そしていつか護美地蔵巡りができれば楽しいですね。

日本の田舎式ナチュラルガーデニング

少し前に見た田舎のほのぼのとした風景。土手に咲いた真っ赤な彼岸花。今は少なくなりました。ガーデニングショップでは日本の在来種を探すのに一苦労です。
地蔵の周りにはアジサイ、ホオズキ、キキョウなどを植えました。地蔵にマッチした風景になればと思います。

自然の祠

Nature Shrine (自然の祠)というのは1930年代のアメリカの国立公園に設置された看板で、土地の自然についての説明が書かれています。その看板のデザインは日本の建築にヒントを得たもので、ちょうど日本の道端にあるような祠のような形をしています。土地の自然を伝える時に、自然現象だけではなく、その土地の地霊を表現するあるいは敬意を持って祀るというようなデザイン意図があったのではないでしょうか。我々も日本の文化に誇りをもって現代に生かしたいと思います。そこで、お地蔵さんを雨風からしのぐ自然の祠をデザインしてみました。
材料となったのは私達の集落の中に生えていた大きなケヤキやイチョウの木の枝です。倒れそうになっていた大木は伐採されてしまいましたが、その一部が祠になりました。製材はせず、そのままの形で祠に組み立てました。
地蔵からのメッセージ

看板は「土地からの声を聴いて、伝える」という本企画の主旨に合わせて、執筆家の野末琢二さんが地蔵の代弁者になってくれました。
あなたには、どんな声が聴こえますか。

看板文章:野末琢二
看板文字:井桁豊
祠デザイン製作、看板製作:時空遊園(岩永至功+幸呼)